予防接種について

当院では、年齢や基礎疾患、妊娠の有無、渡航予定などに応じてワクチンのご相談・接種を行っています。どのワクチンが適しているかは、年齢、既往歴、治療内容、接種歴によって異なります。ご不明な点はお気軽にご相談ください。
※常に全てのワクチンがあるわけではありませんので、接種希望の方はお電話でお問い合わせください。
【受付時間】月火水金8:30~13:00 / 14:00~17:00 木土8:30~11:00
【休診日】木曜午後、土曜午後、日祝
帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹は、水ぼうそうのウイルス(VZV)が体内に潜伏し、加齢や疲労、ストレス、免疫力の低下をきっかけに再活性化して起こります。50歳以上で増え、強い痛みや帯状疱疹後神経痛(PHN)が強く残ることがあります。
当院で取り扱っている帯状疱疹ワクチン
生ワクチン(乾燥弱毒生水痘ワクチン)
| 対象となる方 | 50歳以上の方 |
|---|---|
| 接種回数 | 1回(皮下注射) |
| 特徴 | 1回で完了するシンプルなワクチンです。費用を抑えたい方の選択肢になります。 |
| 注意点 | 免疫不全の方、免疫抑制治療中の方、妊婦の方は接種できません。 |
| 料金 | 8,800円 |
不活化ワクチン(シングリックス)
| 対象となる方 | 50歳以上の方 / 18歳以上で帯状疱疹リスクが高い方 |
|---|---|
| 接種回数 | 2回 |
| 特徴 | 予防効果が高く、長期の予防効果が期待できます。免疫機能が低下している方でも接種可能です。 |
| 注意点 | 50歳以上の方は通常2か月間隔で2回、18歳以上の高リスクの方は通常1~2か月間隔で2回接種します。接種後の局所反応や発熱は、生ワクチンより目立ちやすい傾向があります。 |
| 料金 | 22,000円×2回 |
高齢者の帯状疱疹ワクチン予防接種
帯状疱疹は加齢とともに発症しやすく、神経痛が残る場合もあります。
小樽市では高齢者等帯状疱疹予防接種事業を行っており、当院は小樽市の予防接種実施医療機関です。当院で接種をご希望の方はまずはお電話でお問い合わせください。
| 対象者 | 小樽市に住民登録があり、次の①または②に当てはまる方 ①65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳又は100歳以上になる方(対象の方へ、小樽市から4月上旬に個別にお知らせの文書が送付されています) ②接種日に60歳以上65歳未満であり、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障害があり日常生活がほとんど不可能な方(身体障害者手帳1級相当の方) |
|---|---|
| 接種回数 | 生ワクチン(ビケン):1回 組換えワクチン(シングリックス):2回 |
| 料金 | 生ワクチン(ビケン):2,500円(1回あたり) 組換えワクチン(シングリックス):9,600円(1回あたり) ※上記は小樽市の料金です。自治体により補助金額が異なるため、詳細は各自治体にお問い合わせください。 |
| 持参物 | 市から送付されたお知らせの文書(住所・氏名が記載されたもの)、マイナ保険証または資格確認書、診察券(お持ちの方) |
詳しくは小樽市のサイトをご覧ください。
肺炎球菌ワクチン
肺炎球菌は、肺炎、菌血症、髄膜炎などの原因となる細菌です。高齢者や基礎疾患のある方では重症化しやすく、侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)は命に関わることがあります。
こんな方はご相談ください
- 65歳になった方、または定期接種の対象にあたる方
- COPD、気管支喘息、慢性心疾患、慢性腎疾患、糖尿病、慢性肝疾患のある方
- 免疫抑制薬を使用している方、脾臓摘出後の方、人工内耳装用中の方、慢性髄液漏のある方
- 高齢者で肺炎の重症化が心配な方
当院で取り扱っている肺炎球菌ワクチン
ニューモバックスNP(PPSV23)
| 対象となる方 | 任意接種 |
|---|---|
| 接種回数 | 原則1回、必要に応じて再接種を検討 |
| 特徴 | 23種類の血清型をカバーするワクチンです。主に成人の任意接種で用います。 |
| 料金 | 8,250円 |
プレベナー20(PCV20)
| 対象となる方 | 任意接種 |
|---|---|
| 接種回数 | 1回 |
| 特徴 | 20価の結合型ワクチンです。高齢者、または重症化リスクの高い方で用います。 |
| 料金 | 9,900円 |
キャップバックス(PCV21)
| 対象となる方 | 任意接種 |
|---|---|
| 接種回数 | 1回 |
| 特徴 | 21価の結合型ワクチンです。高齢者、または肺炎球菌感染症のリスクが高い成人で用います。 |
| 料金 | 14,300円 |
高齢者の肺炎球菌ワクチン予防接種
肺炎球菌感染症は高齢者にとって重症化しやすい疾患の一つです。
小樽市では高齢者等肺炎球菌感染症予防接種事業を行っており、当院は小樽市の予防接種実施医療機関です。当院で接種をご希望の方はまずはお電話でお問い合わせください。
| 対象者 | 小樽市に住民登録があり、過去に肺炎球菌ワクチンを接種したことのない次の①または②に当てはまる方 ①接種日に65歳の方(65歳になったら小樽市よりお知らせの文書が送付されます) ②接種日に60歳以上65歳未満であり、心臓、腎臓又は呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障害を有する者及びヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する方(身体障害者手帳1級相当の方) |
|---|---|
| 接種回数 | プレベナー20(PCV20):1回 |
| 料金 | 6,000円 ※上記は小樽市の料金です。自治体により補助金額が異なるため、詳細は各自治体にお問い合わせください。 |
| 持参物 | 市から送付されたお知らせの文書(住所・氏名が記載されたもの)、マイナ保険証または資格確認書、診察券(お持ちの方) |
詳しくは小樽市のサイトをご覧ください。
RSウイルスワクチン
RSウイルスは毎年流行するウイルスで、乳児や高齢者、基礎疾患のある方では肺炎や入院につながることがあります。
当院で取り扱っているRSウイルスワクチン
アブリスボ
| 対象となる方 | 任意接種 |
|---|---|
| 接種回数 | 1回 |
| 料金 | 32,000円 |
インフルエンザ・新型コロナ
開始されたらお知らせに掲載いたします。
渡航者向けワクチン

海外渡航では、渡航先、滞在期間、活動内容、宿泊環境、既往歴、これまでの接種歴によって必要なワクチンが変わります。留学、海外赴任、長期出張、医療・教育・ボランティア活動などでは早めの準備がおすすめです。
当院では、以下のような渡航者向けワクチンのご相談・接種に対応しています。ワクチンによっては複数回接種が必要で、完了までに1~6か月程度かかるものがあります。渡航予定が決まったら、できるだけ早めにご相談ください。
| A型肝炎 | A型肝炎は、A型肝炎ウイルスが含まれた水や食品の摂取で感染する一過性の急性肝炎です。発熱、強い倦怠感、黄疸などの症状が出ますが、慢性化はほぼしません。食べ物や水を介して感染することがあり、渡航先によっては重要です。 |
|---|---|
| B型肝炎 | B型肝炎は、B型肝炎ウイルスに汚染された血液や体液を介して感染する肝臓の病気です。一過性の急性肝炎だけでなく、持続感染して慢性肝炎、肝硬変、肝がんへと進行するリスクがあります。医療行為、性行為、体液接触などのリスクがある方で検討します。 |
| 破傷風 | 破傷風は、土壌中の破傷風菌が傷口から侵入して感染する病気です。菌が産生する強力な毒素によって筋肉のけいれんや口が開かなくなるなどの神経症状を引き起こし、命に関わることもあります。ケガのリスクがある渡航では確認が大切です。接種歴が不明な方もご相談ください。 |
| 麻疹・風疹 | 麻疹は感染力が非常に強く高熱や発疹を伴います。風疹は発熱や発疹が主症状で、妊娠初期の感染により胎児に障害が出る恐れがあります。流行地域への渡航や留学では、接種歴・抗体の確認が重要です。 |
| 日本脳炎 | 日本脳炎は、ウイルスを持つ蚊に刺されて感染する急性脳炎です。高熱や頭痛、けいれん、意識障害を引き起こし、死亡率が高く、回復しても重い後遺症が残る割合が高いのが特徴です。流行地域に長期滞在する場合などに検討します。 |
| 狂犬病 | 狂犬病は、ウイルスを持つ犬などの動物に噛まれて感染する病気です。発熱や恐水症などの神経症状を引き起こし、発症するとほぼ100%死亡する極めて危険な感染症です。動物との接触機会がある方や医療機関へのアクセスが悪い地域への渡航で検討します。 |
| 腸チフス | 腸チフスは、チフス菌に汚染された水や食品の摂取で感染する細菌感染症です。高熱が持続し、頭痛や腹痛、発疹(バラ疹)などの症状が現れます。重症化すると腸穿孔を起こす恐れがあります。南アジアなど一部地域への渡航で検討されます。 ※お取り寄せに時間を要することがあります。 |
| 髄膜炎菌 | 髄膜炎菌は、飛沫感染によって鼻やのどから侵入し、髄膜炎や敗血症を引き起こす細菌です。高熱や激しい頭痛、意識障害などが急激に進行し、命に関わったり後遺症を残したりします。留学先や寮生活、入学条件などで求められることがあります。 ※お取り寄せに時間を要することがあります。 |
必要なワクチンは渡航先の感染症流行状況や入国・入学条件によって変わります。母子手帳やこれまでの接種記録があると、より正確にご案内できます。
お気軽にご相談ください
- どのワクチンを打てばよいか分からない
- 基礎疾患があり、接種してよいか不安
- 妊娠中で接種の時期を相談したい
- 海外渡航が決まり、必要なワクチンを確認したい
- 助成や定期接種の対象になるか知りたい
接種歴が分かるもの(母子手帳、予防接種記録、自治体からのお知らせなど)があれば、受診時にお持ちください。
